私たちは普通、口から食事を摂取して栄養を取っています。
しかし、病気や事故などで口から食べることが難しくなった場合、別の方法で栄養を補給する必要があります。そこで登場するのが「経管栄養」と「胃ろう」「腸ろう」です。
経管栄養とは、鼻や口からチューブを挿入して直接胃や腸に栄養剤を送り込む方法です。
一方、胃ろうと腸ろうは、お腹に小さな穴を開けて胃や腸にチューブを通す方法です。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
経鼻経管栄養
鼻から胃や小腸までチューブを通して栄養を注入する
簡単に行えるが、長期使用は鼻の痛みや違和感がある
胃ろう
お腹に小さな穴を開けて胃までチューブを通す
長期使用に適しており、感染症のリスクが低い
手術が必要なため、リスクがある
腸ろう
お腹に小さな穴を開けて小腸までチューブを通す
胃ろうよりも手術が難しく、合併症のリスクが高い
胃の機能が低下した場合に選択される
これらの方法には、それぞれ長所と短所があります。患者の状態に合わせて、医療従事者と相談しながら最適な方法を選ぶ必要があります。
経管栄養には感染症のリスクや消化器症状などの課題もありますが、適切な管理と対応により、患者の健康と QOL の向上につなげることができます。
患者様やご家族様と医療従事者が協力して、安全に経管栄養を行うことが大切です。
発信者
あしすと訪問リハビリ鍼灸マッサージ院
（本院）東京都江戸川区下篠崎町9-2 ソレイユ2階
（船堀院）東京都江戸川区船堀4-8-5 ファーストパレス1階
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