「先生~もう 5 日も出ていないんです💦」
その1では便秘の代表的な原因をご紹介させて頂きました。
では便秘になるとどの様な問題が生じるのでしょうか?
便秘の経験が無い方には分かりにくいかも知れませんが、
便が腸に長い間停滞するとで腸管(回腸)のバリア機能の低下することで炎症や
感染症のリスクが高まります。
お腹が張って食欲が落ちる事で栄養不足をきたしたり、腸が動かない事で
消化不良のリスクも高くなります。
腸内の善玉菌が減り悪玉菌が増える事で自律神経の働きを阻害し高血圧になる事もしばしばあります。
また、「便秘」という悩みを抱える事でが精神的苦痛となりストレスが増えてしまいます💦
その為便秘を軽視するのはとても危険です。
便秘が続くようであれば必ず担当医師にご相談下さい。
ここではご家庭で行われる対処法をご紹介させて頂きます。
① 便意を感じなくても決まった時間にトイレに行く時間を作る
おむつを着用する生活の方でも可能な限りは座って排便する習慣が望ましい
② 便意を感じた時は周りに遠慮なくトイレに行く(連れて行って貰う)
③ 十分な水分量を摂取する。喉の渇きを感じなくても小出しに飲むようにする
④ 食物繊維の多い食事を摂る(ごぼう・ふき・セロリ・海藻・きのこ・こんにゃく・たけのこ・
バナナ・納豆・芋・おから・煮豆など)
⑤ 適度な量を3食決まった時間に食べる(特に朝の食事は刺激を得る為重要)
⑥ 腹部を温める(湯たんぽやホッカイロ)←当院では温灸も行っています。
⑦ 腹筋を使う様な運動をする(当院スタッフに聞いてください)
⑧ ストレスを貯めない生活をする(何でも悩まないこと!)
⑨ 規則正しい生活。(部屋は昼間は明るく夜は暗く。一時間以上の昼寝をしない)
⑩ 腹部のマッサージ←マッサージを行う事で便がスムーズに出る事がよくあります。