お風呂だけじゃない、トイレや廊下も！
「ヒートショック」という言葉を聞いたことはありますでしょうか？
寒さが一段と進むこの季節、暖かいお部屋から寒いお風呂の脱衣所やお風呂場で脱衣すると、
その寒暖差で血圧が急激に上がりやすくなります。
また、その状態から熱いお風呂に入ると、逆に血圧が急激に下がりやすくなります。
その急激な血圧の変化は、心臓などに負担がかかり、脳卒中や心筋梗塞、失神などを起こし、溺死や急死につながります。
高齢者が入浴中に「ヒートショック」によって、年間約1万4千人も亡くなられているともいわれています。
実際に「ヒートショック」を起こした人は、かなり多い人数になると考えられます。
また、「ヒートショック」はお風呂だけではありません。
暖房のされていることの少ない、トイレ、廊下なども、とてもキケンです。
特に朝方に暖かいお布団からトイレへと、気温の下がった廊下やトイレに無防備に行くのはキケンです。
「ヒートショック」を防ぐポイント
１．お風呂場や脱衣所を暖かく
浴室暖房がなければ、浴槽のフタを開けておきましょう。
２．お風呂の温度は40度くらいまで
熱いお風呂はキケンです。
ややぬるめのお風呂にゆっくり入りましょう。
３．トイレや廊下に出るときは1枚羽織って
手間でも1枚上着を羽織って、体を冷やさないようにしましょう。
