マッサージには筋肉をほぐしたり血行を促進する効果は既にご存知だと思いますが、実は他にもたくさんの効果があります。
・浮腫や褥瘡への改善・関節拘縮、筋委縮の予防と改善・自律神経のバランス改善・免疫力を高める
・内臓の働きを活性化・神経や内分泌の働きを活性化・精神的なケアにも良い などなど
今回はマッサージについてよく質問される事の中から4つをお答えしたいと思います。
①マッサージは強く揉んだ方がいいの?
マッサージには慰安として行うものと医療(治療)として行うものとがあります。
スッキリする事だけを求めるのであれば強く揉む事がゴールなのかもしれませんが、
症状を改善する為に行う場合やご年配の方に行う際はソフトな刺激で愛護的に行わなければなりません。
マッサージは強過ぎる刺激を与える事で筋肉は守ろうとしてよけいに硬くなってしまいます。(防御反応)
②マッサージって癖になるって聞いたけど…?
癖になるというよりも「気持ちがいい♪とか体調が良くなったのでまたやってみたくなる!」という意味で習慣になる事だと思います。
ただし強いマッサージは依存症になりやすいので要注意です!
③「揉み返し」って良くないんですよね?
誰もが「揉み返し」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
実は揉み返しには良い揉み返しと悪い揉み返しとがあります。
良い揉み返しとは、筋肉をほぐし滞っていた血流の流れをよくして老廃物を排出した際の化学反応として
数時間から一日くらいだるさや僅かの鈍い痛みが起こるものです。
別名「好転反応」とも呼ばれ体調が回復するにあたり必要な反応とも言われています。
悪い揉み返しとは、温泉やサウナなどで慰安目的で強いマッサージを行った時に、
単に筋肉等に大きな損傷や炎症を与えたものを言います。
強いマッサージは依存症にもなりかねないので要注意です!
近年ではプロのスポーツ選手の様に筋肉隆々の方でさえ強いマッサージを避ける傾向がある様です。
④マッサージってどのくらいのペースで行った方が良いの?
理想は毎日です。
もちろん毎日行う事は容易ではありませんが、治療効果を求める場合はなるべく小まめに行う事が肝要です。
例えて言うならば「歯磨き」や「ラジオ体操」。
短時間で良いので小まめに行う事が効果的で、まとめて長時間行うマッサージは慰安目的でのマッサージにしかなりません。
ストレッチにおいても同様です。