あしすと訪問リハビリ鍼灸マッサージ院

在宅と施設の違いは?それぞれのメリットデメリットをご紹介

ご自身やご家族が、介護が必要になったとき、

「施設を利用するか自宅で介護するか、どちらにすればいいのだろう?」

と悩む方もいるかと思います。

75歳以上になると、医療や介護の必要度が急速に高まると言われています。さらに平均寿命の伸びに伴って、介護を必要とする人も増えてきます。

江戸川区でも、2030年には65歳以上の高齢者は2割を超える予想です。

ご自身やご家族が、介護が必要な状態となったときの対応についても、少しずつ準備をしていく必要があるといえるでしょう。

今回は、在宅介護と施設介護の違い(それぞれのメリット・デメリット)をお伝えしていきます。

 

在宅介護のメリット・デメリット

在宅介護とは文字通り、在宅で介護を受けることです。

介護を受ける人の要介護度によって、どの程度の支援が必要なのかは異なります。

「在宅で介護」というと、介護者一人で介護をしなければならないイメージがありますが、在宅介護においてもさまざまな介護サービスが存在します。それらを利用しながら、自宅での療養をするというイメージを持っていただけると良いかと思います。

 

在宅介護のメリット

在宅介護におけるメリットは、何より要介護者が住み慣れた家で療養生活を送ることができるという点です。

介護が必要な状態になっても、住み慣れた自宅で生活を送りたいと思うのは当然のことです。

現在は、在宅介護者向けの介護サービス(居宅サービス)も充実しています。それらを利用しながら、要介護者・介護者がストレスなく過ごせる環境を作ることを目指せるのもメリットです。

 

在宅介護のデメリット

家族への介護負担

在宅介護のデメリットは、介護者となる家族への負担です。

要介護者の介護度によっては、介護者の体力的な負担も大きくなりますし、蓄積される疲労から精神的なストレスにもつながります。

介護者の負担を考慮しながら、在宅での介護を行えるようにしていくことが大切です。

自宅の改装などが必要な場合も

床の段差やトイレの広さの問題など、自宅で介護生活を送るにあたっては改善が必要な箇所も出てきます。

そのため、床の段差をなくしたり、手すりを設置したりするなど、お家の改装をする場合があります。

また、改装だけでなくベッドや車椅子のレンタルなど、介護者の介護度によって準備を整えます。

ただ、これを全てご自分で手配するわけではありません。

ケアマネージャーや病院のソーシャルワーカーなどと話し合い、一緒に準備を進めてくれますのでご安心ください。

 

介護者が悩みを抱え込みやすい

近くに頼れる家族がいない場合、介護の悩みを気軽に相談できる環境がないため、問題を一人で抱えやすい状態になります。

そこから精神的ストレスにつながり、うつ病を発症してしまうリスクもあります。

よって、悩みを相談できる人を見つけておくことが大切です。

 

施設介護のメリット・デメリット

施設介護とは、介護施設において介護を受けることです。

介護施設にはさまざまな種類があり、特別養護老人ホームの場合は要介護度3以上の方が対象になるなど、施設によって入所できる要件が異なります。ケアマネージャーなどとよく相談し、ご自身に合った施設を選択しましょう。

施設介護のメリット

家族の負担が軽減される

施設を利用することで、介護者である家族の負担が軽減します。

体力面だけでなく、介護によるストレスや、介護を理由に仕事を辞める必要もなくなるため、精神面での安定にもつながります。

体調管理が行き届く

施設介護では、介護や医療、リハビリなど、専門資格を持ったスタッフが介護者の生活に関わってくれるので、体調管理が行き届きます。

また、施設内も要介護者向けに、生活しやすい環境になっています。

環境に慣れると、快適な生活を送ることができるでしょう。

施設介護のデメリット

施設での生活に馴染むのに時間がかかる可能性

コミュニケーションが苦手な方や、家族と離れて暮らすことに抵抗がある方は、施設での生活に馴染むまで時間がかかる可能性もあります。

しかし、時間とともに慣れてくる方がほとんどです。

費用がかかる

施設介護は、施設を利用するための費用がかかります。

具体的な費用は施設によって異なりますが、施設の利用を考えている方は、費用面もケアマネージャーによく相談してみましょう。

 

一人で抱え込まず、ケアマネージャーなどに相談を

・在宅と施設どちらがいいいの?

・施設に頼るのは罪悪感がある

・施設に入りたくない

在宅か施設かの選択をする際には、介護する人もされる人も、さまざまな思いがよぎります。

ただ、どちらが良いかどうかは、個々のご家庭によって異なります。

「今、一番の問題点は何か?」

を踏まえた上で、介護を受けるご本人とご家族が納得した選択ができるのが一番です。

また、例えば「在宅介護」を選択したからといって、一生在宅介護が続くわけではありません。

ご家庭の状況や、要介護度は変化します。

その時の状況に合った選択をその都度していくことができます。

悩みや不安は一人で抱え込まずに、ケアマネージャーなどに相談し、最適な方法を見出していきましょう。

 

当院は在宅の方だけでなく、施設へも訪問させていただき、医療マッサージサービスを行なっております。

介護保険の限度枠とは関係なく、期間や回数の制限もありません。

他サービスと併用しながら、患者様の身体機能の回復を目指すことが可能です。

リハビリに関してのお悩みなどありましたら、一度ご相談ください。