あしすと訪問リハビリ鍼灸マッサージ院

「変形徒手矯正術」とは? 治療の目的やメリットを分かりやすく解説

「訪問マッサージ」について検索したり、訪問マッサージ院などのホームページを見たりしていると、「変形徒手矯正術」という言葉を目にすることがあると思います。この言葉は初めて見た人にとってはそもそも何と読むのかも分かりませんし、どんな治療を行うのか見当もつきませんよね。

そこでこのコラムでは、変形徒手矯正術や運動療法などについて、初めて見た人にとってもわかるように、言葉の説明を行いつつ、できるだけ簡単に解説していきます。ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

変形徒手矯正術とはそもそもなに?

ここではまず変形徒手矯正術がどんなものなのか、目的やマッサージとの違いなどを解説していきます。

変形徒手矯正術ってなに?

変形徒手矯正術は「へんけいとしゅきょうせいじゅつ」と読みます。
変形徒手矯正術は、脳に起きた血管障害などの後遺症や、リウマチなどで関節が拘縮や変形してしまって機能が低下している関節に対して施術を行い、日常生活ができるように機能回復を目指すことを目的としています。

「徒手」という言葉は日常ではあまり使いませんし、「変形」という言葉が入っていることや、「術」という言葉のイメージもあって、何らかの変わった手法で行う治療方法を想像する人もいるかもしれません。
しかし「徒手」というのは手に何も持っていないことを表しています。そのため、変形徒手矯正術は道具などを使わずに、手技のみで行う治療行為を指しています。

変形徒手矯正術についてもう少し詳しく説明すると、具体的には関節や筋肉をゆっくりと伸ばしたり動かしたりすることで動作の改善を行う施術です。対象になる方の身体に負担をかけないように、ゆっくりと関節を動かしながら施術を勧めていくので、「運動療法」という言い方をする場合もあります。ただし運動療法という言葉は、治療を受ける本人が自らの力で体を動かして行う療養を指すケースもあるので注意が必要です。言葉としては難しいですが、変形徒手矯正術と言えば間違いようはありません。

マッサージとは違うの?

マッサージも手技を使う点では変形徒手矯正術と似ていますが、対象とする患部などをさすったり揉んだりするので、施術として明確に違いがあります。マッサージは血液やリンパの流れを良くして、痛みの緩和や機能回復を行っていきます。

変形徒手矯正術の特徴

この項目では変形徒手矯正術について、対象となる部位やメリットなどの詳細を解説します。

変形徒手矯正術の対象

変形徒手矯正術は主として上肢、下肢の関節を対象に行われます。この「上肢」、「下肢」という言葉も病院や整体院などで使われる言葉ですが、一般には見慣れないと思います。
「上肢(じょうし)」とは肩の関節から手の指先までを指しており、「下肢(かし)」は股関節から足の指先までを指しています。
変形徒手矯正術を受ける際は「4肢」という言葉も使いますが、これは左右の手足を指す言葉です。「上下肢の6大関節」という場合は、上から肩、ひじ、手、股関節、膝、足のことを言っています。そのため、6大関節という場合は首や腰は対象にはなりません。

変形徒手矯正術は脳卒中などの後遺症で関節の拘縮が起こっている個所の動作改善や、動作能力の維持を目的として行います。

変形徒手矯正術は保険適用される

変形徒手矯正術は担当する医師の同意書があれば、各種保険が適用されるメリットがあります。
そのため大きな費用負担を心配する必要はありません。

まとめ

変形徒手矯正術について、その読み方や内容、目的などをまとめました。難しい言葉もありますが、比較的わかりやすい言葉で解説したのでぜひ参考にしてください。

あしすと訪問リハビリ鍼灸マッサージ院は、江戸川区にある訪問リハビリ鍼灸マッサージ院です。

当院でも今回のコラムで解説した変形徒手矯正術を行っています。訪問マッサージとの併用も可能ですので、関節以外の部位への施術も可能です。
当院は地域密着の精神を大切にしており、訪問対象としている地区は、江戸川区、葛飾区や江東区、浦安市、市川市など幅広い地域の皆様のために、日々訪問での施術を提供しています。

変形徒手矯正術や訪問マッサージ、鍼灸治療には各種健康保険を使っていただくこともできますから、費用負担の面でも安心感があります。

当院は理念として、「寝たきりゼロの社会を作ること」、「寝たきりにしない! させない! 作らない!」を掲げて、健康な状態を保って楽しく長生きすることに貢献しています。