「体のあちこちが痛いのに、検査では異常がない」
「疲れが全く取れず、毎日がつらい…」
そんな症状が長期間続く場合、線維筋痛症(せんいきんつうしょう)の可能性があります。国内患者は推定200万人以上といわれ、当院の訪問マッサージをご利用される方にも多くいらっしゃいます。
本記事では、線維筋痛症の症状・診断・治療法、そして当院の「愛護的な医療マッサージ」との相性について、わかりやすく解説します。
線維筋痛症とは?
線維筋痛症は、全身に広がる慢性的な痛みを特徴とする病気です。男性より女性に多く、特に30〜50代で発症が目立ちます。
主な症状
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3か月以上続く全身または複数部位の痛み
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強い疲労感・倦怠感
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睡眠障害(眠りが浅く、疲れが取れない)
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こわばりやしびれ
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記憶力や集中力の低下(ブレインフォグ)
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気候やストレスで症状が悪化する「波」
「良い日と悪い日を繰り返す」「強い刺激に過敏になる」のも特徴です。
診断方法
線維筋痛症は血液や画像検査で明確に判定できないため、症状の経過・圧痛点・他の疾患の除外で総合的に診断します。
圧痛点(Tender Points)
代表的な診断の指標が「圧痛点」です。体の18か所を軽く押し、11か所以上で強い痛みを感じれば線維筋痛症の可能性が高いとされます。
圧痛点の18か所(左右対称)
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後頭部(後頭下筋付着部)
頸部(第5〜7頸椎横突起)
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肩(僧帽筋上部)
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肩甲骨上部(棘上筋)
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第2肋骨付近(胸骨近く)
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肘(外側上顆)
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臀部(大殿筋上外側)
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股関節外側(大転子)
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膝の内側脂肪体
軽い圧でも鋭い痛みを感じるのが特徴です。
アメリカリウマチ学会(ACR)の診断基準
1990年基準(旧)
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3か月以上続く広範囲の痛み
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圧痛点18か所のうち11か所以上で陽性
2010年改訂基準(現行)
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WPI(広範囲疼痛指数):19か所の痛みの部位数を評価
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SS(症状重症度スケール):疲労・眠りの質・認知障害を評価
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WPIとSSの組み合わせ+症状が3か月以上+他疾患で説明できない
現在は、圧痛点だけでなく症状の重症度や生活への影響を総合的に評価する形に変わっています。
治療法
現時点では「完治させる」薬はありません。目的は痛みの軽減と生活の質の向上です。
主な治療
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鎮痛薬、抗うつ薬、抗けいれん薬
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軽い有酸素運動・ストレッチ
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認知行動療法
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補完療法(鍼灸・マッサージ・温熱療法など)
※注意:強い刺激のマッサージは逆効果になることがあります。神経が過敏なため、優しい刺激が基本です。
訪問マッサージと線維筋痛症の相性
当院では「愛護的な医療マッサージ」を実践しており、線維筋痛症の方に非常に相性が良いと感じています。
当院の特徴
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優しいタッチで痛みに配慮
強い圧を避け、神経過敏を和らげるソフトな刺激を使用。 -
全身の循環を整える施術
局所だけでなく全身の血流・リンパを促し、痛みの閾値を上げるサポート。 -
在宅で受けられる安心感
体調に波がある方も、自宅でリラックスして施術可能。 -
健康保険適用
医師の同意書があれば、訪問マッサージは医療保険で利用できます。
実際の患者様の声
50代女性(江戸川区)
「肩から腰、足先まで痛くて、動くのもつらい毎日でした。
訪問マッサージを受けて驚いたのは、“こんな優しい刺激で変わるんだ”ということ。終わった後、体がフワッと軽くなり、痛みの恐怖が少しずつ減っていくのを感じました。」
60代女性(繊維筋痛症・歩行困難)
「痛みで外に出られず、気持ちも沈んでいました。
自宅で受けられるマッサージは安心感があります。施術後は夜ぐっすり眠れる日が増え、**“今日は楽に動けた”**と思える時間が少しずつ増えました。」
40代男性(繊維筋痛症歴5年)
「薬だけでは良くならず、周囲にも理解されずつらかったですが、
訪問マッサージは“体だけでなく心にも寄り添ってくれる”時間です。施術後は家族に『顔色が良くなった』と言われ、自分でも希望を持てるようになりました。」
まとめ
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線維筋痛症は「目に見えない痛み」に苦しむ病気
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診断には圧痛点やACR基準が活用される
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治療は薬+運動+心理+補完療法の組み合わせ
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当院の「愛護的な医療マッサージ」は優しい刺激で症状に寄り添い、生活の質を高めるお手伝いをします
「マッサージで悪化しないか不安」という方も、ぜひ一度ご相談ください。症状に合わせて無理のない施術をご提案いたします。
お問い合わせ
あしすと訪問リハビリ鍼灸マッサージ院
江戸川区・葛飾区・市川・浦安エリア対応
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【健康保険適用・無料体験あり】