江戸川区で訪問マッサージや訪問リハビリを行っていると、高齢の方から「腰の痛みが取れない」「背が縮んできた」というご相談を多くいただきます。
こうした症状の原因で特に多いのが「脊柱圧迫骨折」と「変形性脊椎症」、そして最近よく耳にする「いつのまにか骨折」です。これらは症状が似ているため、正しく見分けることがとても大切です。
脊柱圧迫骨折とは?
脊柱圧迫骨折は、骨粗しょう症などで弱くなった背骨が押しつぶされるように骨折する状態です。江戸川区でも高齢者の方に多く見られ、転倒や重い荷物を持ち上げた拍子に起こります。
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急な腰や背中の強い痛み
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安静にすると少し楽になることもある
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放置すると背中が丸くなる「円背」の原因に
「いつのまにか骨折」とは?
転倒やケガの記憶がないのに背骨が潰れてしまう骨折で、痛みが軽いことも多いため見逃されやすいのが特徴です。
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最近背が縮んできた
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特に動いていないのに腰が痛い
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背中が丸くなってきた
江戸川区でも「いつのまにか骨折」に気づかず、慢性的な腰痛や姿勢の悪化で初めて診断される方が少なくありません。
変形性脊椎症とは?
加齢によって背骨や椎間板がすり減り、骨が変形することで起こる病気です。江戸川区の訪問マッサージでも「慢性的な腰痛」「動き出しの痛み」でご相談を受けるケースが多いです。
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長期間続く腰痛
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動き始めや長時間立っていると痛みが増す
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足のしびれやだるさが出ることもある
骨全体が平たくなり、画像上では「椎体が潰れているように見える」こともあり、圧迫骨折と区別が難しい場合があります。
検査でどう見分けるのか?
江戸川区内の整形外科でも、これら3つの違いを見極めるために複数の検査を組み合わせています。
レントゲン(X線)
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圧迫骨折:背骨の前側が三角形に潰れる。折れた部分の高さが不自然に低い。
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いつのまにか骨折:古い圧迫骨折の痕跡が見えることも。軽度だと変形との区別が難しい。
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変形性脊椎症:骨棘(トゲ)や椎間板の隙間の狭さ、骨全体の扁平化が特徴。
MRI
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圧迫骨折(新しいもの):骨の中に炎症や水分が溜まり、周囲と違う色合いで映る。これが「新しい骨折」のサイン。
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いつのまにか骨折:外傷歴がなくても同じ変化が見られることがある。
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変形性脊椎症:骨の中に炎症はなく、椎間板のすり減りや神経の圧迫が確認できる。
CT
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微細な骨折や古い骨折を立体的に確認でき、圧迫骨折と加齢による変形を見分けるのに役立ちます。
骨密度検査
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骨粗しょう症の有無を確認し、骨折リスクを評価する重要な検査です。
早期発見と予防のために
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定期的に骨密度をチェックする
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カルシウム・ビタミンD・タンパク質をしっかり摂る
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軽い運動で背筋と太ももの筋力を維持する
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違和感があれば早めに整形外科を受診
まとめ
脊柱圧迫骨折・変形性脊椎症・いつのまにか骨折は、高齢者に多い背骨のトラブルですが、それぞれ原因や進行の仕方が異なります。特に「いつのまにか骨折」は外傷がないため見逃されやすく、早期の検査が非常に重要です。
弊社の訪問マッサージでは、江戸川区を中心に整形外科勤務やリハビリ病院勤務での経験を活かし、背骨や関節に負担をかけない愛護的(やさしい)医療マッサージを行っています。筋肉をやわらげ血流を改善し、修復の促進と鎮痛効果を目的に施術を行います。
さらに、例え急性期であっても症状や状況に合わせた無理のない施術を心がけ、必ず医師のご指示に基づいて安全に進めています。 圧迫骨折やいつのまにか骨折の方にも、その方に合わせたケアで日常生活の動きやすさを支援します。
江戸川区で腰痛や背骨の不調にお悩みの方は、まずは整形外科で診断を受けたうえで、弊社の訪問マッサージもぜひご検討ください。
あしすと訪問リハビリ鍼灸マッサージ院
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