パーキンソン病とは?
パーキンソン病と進行性の神経変性疾病です。進行速度は非常に遅く、特徴的な運動障害を始め、精神症状や自律神経障害も引き起こしてしまいます。
発症は40~50代以降が多いです。しかし40歳未満でも発症している例があります。現在、日本で10万人以上の患者様がいるとされおり、今後高齢化社会になり、増加傾向になると思われます。
パーキンソン病ではどんなことが起こるのか?
現在でも明確な原因は不明です。
ドーパミンと言われる物質が脳内で神経同士の伝達で使われており、これが正常の20%以上減少すると脳内での伝達に不具合がおき、様々な症状が出ると考えられています。
ドーパミンは脳幹内にある、中脳の黒質と言われる場所でドーパミンを生成していますが、何らかの原因で黒質が減少しドーパミンが減少するとされています。
症状としては初期では片側の手の震えや歩きづらさから始まることが多く、徐々に震えは両手に広がり、筋肉のこわばりなどに繋がります、また表情筋のこわばりや、反射によるバランスの調整機能が低下することもあります。
症状が老化現象に似ている事と、進行が非常に遅いことで病気であることを自覚していない人も多いと考えられています。
昔は10年で寝たきりの病気と言われていましたが、現在では有効な治療薬も開発されていることや、適切な運動療法が確立されているため、長期的に症状を抑える事が可能になっています。